Dokusho.org

問い合わせ先=
〒171-0031 東京都豊島区目白3-21-6-101
電話:03-3950-5260
ファックス:03-5988-9161
info@dokusho.org

バリアフリー資料リソースセンター(BRC

設立趣意書

 

 1970年代、視覚障害者自身が「読書権」というキーワードを掲げ、視覚障害者読書権保障協議会を中心におこなった読者運動の成果として、公共図書館や点字図書館が点字図書・録音図書の製作をボランティアに依頼したうえで、貸し出しするというサービスがはじまりました。また、対面朗読サービスを実施する図書館も増えています。

 しかし、法的な整備の遅れや、ボランティアに依存するという不安定な状況の中で「読みやすい図書が提供されない」「希望する媒体で提供されない」「読みたいタイミングで読めない」「読みたい内容の本が提供されない」「貸し出しに限られているので購入ができない」といった不満が、おもに視覚に障害のある読者から挙がっているのが現状です。

 もともと出版物を製作しているのは出版社ですが、出版社の製作システムは1990年代後半よりデジタル化が進んでいて、最終形は紙に印刷されたものであっても、その製作過程においては、90%以上がデジタル化されており、またパソコンソフトを利用した製作が増えていることを考えると、一定のルールのもとにおいて、出版社の所有するデータを、本がそのままの状態では読めない読者のために活用することはきわめて有効であり、出版社にとっては、新しい読者を獲得するサービス業務として位置づけられると思われます。

 本来、出版社自身がこうしたサービスまで手がけることが望ましいところですが、出版社の現状を考えるとき、すべての出版社にそれをもとめることはむずかしいと思われます。

 そこで、市販されている状態では本を利用することが困難な読者のために、パソコンを利用して音声読み上げをしたり、拡大して読書できる形式のデータを収集、あるいは読書サポーター(文字入力・校正に携わるボランティアの名称)により製作したうえで、原本と同価格で提供するための特定非営利活動法人バリアフリー資料リソースセンターを設立し、またパソコンを利用した読書のための相談や技術を指導することにより、障害者や高齢者の社会参加や自立を促進するために必要不可欠な情報保障の向上に少しでも寄与していきたいと考えます。 

平成17年5月15日

特定非営利活動法人バリアフリー資料リソースセンター
設立代表者 服部敦司

トップページにもどる

Copyright (C) Barrier-free documents Resources Center. All rights reserved.